肝斑のお話⑦ 外用薬
今日は肝斑の治療の続きをお話します🌸
肝斑には外用薬も有効だと言われています。
代表的な外用薬はハイドロキノンです。
2%までは市販でも販売可能ですが、それ以上になると処方薬となります。
濃度が高ければいいというものでもなく、5%以上になると皮膚刺激性が強く発がん性も指摘されており、4%程のものがよく使用されています。
ハイドロキノンは、しみの原因であるメラニン色素を作らせないよう働きかける、お肌の漂白剤のようなお薬です。
ハイドロキノンで肌荒れを起こしたという話をよく耳にしますが
濃度が濃いものを塗っていたり、量が多かったり、ぐりぐりと塗り込んでいたり使用方法を間違えている方が結構いるようです💦
しかし、まれに皮膚炎を起こす方もいるため必ずパッチテストしてから使用することをお勧めします。
使用方法は毎日、晩または朝・晩の1〜2回。
ハイドロキノン使用中は紫外線の影響を受けやすくなっているため日焼けは厳禁です❗
長時間紫外線を浴びる可能性があるなら、朝は使用しない方が良いでしょう。
塗り方はピンポイントでシミや肝斑の部分にのみ、ごく少量で擦らずに塗るのがポイントです。
毎日塗るのが基本ですが、長期間の使用でお肌の奥まで入り込み、皮膚の構造を変化させて色素沈着を招く可能性があります。
2ヶ月程使用し効果があれば継続、6ヶ月使用後は1ヶ月程お休みするなど、お肌の状態を確認しながら使用してください。
次は肝斑のお話⑧でレーザートーニングについてお話します。